【Slogan Silicon Valley Trek 4日目〜How to Build Teamwork??〜】
↑チャットワークのスーパーインターン生 福田君(写真右)が担当してくれました!
内容としては、
プログラム参加者学生vsアメリカ現地学生という構図で、1時間の中で「日本のオリンピック開催期に海外からくる観光客が感じるであろう問題を解決するためのビジネス案」を考えよというもの。
↑世界中の人々が繋がれるプラットフォームを考案する現地学生チーム
↑デバイスがいらないwifiサービスについて最後の追い込みを見せるTrekチーム
実は、昨日のピッチのためのグループワークでチームが分裂仕掛けた彼らですが、このグループワークを通してチームとして結束力が出てきました。
このワークショップを通して彼らは何を学んだのでしょうか?そんな彼らにビルディングの感想を聞きました!
クリス君
チームと一緒に小さな成功体験を共有することが本当に大切だと感じた。
今回でいうと、1時間という制限された時間で何かに取り組み一緒の方向性に向かうことの大切さを感じた。
自分はチームとしてのムードを作ったりできる一方で、自分自信にやる気がないとチームにマイナスの影響を与えてしまうことを再認識した。
明日の発表まで、責任感をもって常に真剣に取り組みたい。
堀君
実は、もともとチームメンバーを信頼していなかった。。。
理由としては力を借りたいのに貢献してくれなかった。。
今日のビルディングを通してチームの力を再確認できたことがあります。
それはチームのメンバーの人柄や得意分野であり、発散が強い人、引っ張るのが強い人がいた。
これまでどうまとめていいかよくわからなかった。
これまで大学でのこういう類のワークは仕切り役だったことが多かった。
だから今回も仕切り役だと思ったし、そうでないとあんま気持ち良くなかった。
でも今回は少し違った。
みんないいところを集めて、悪いところを補うことが大切。
チームとガチガチで自分の意見を言えたのか良かった。
これによってチームのメンバーでお互い尊敬しあうことができたと思う。
今後はすべての情報を細かく共有し一体となって取り組むことが大切だと思います。
岡庭さん
それぞれチーム内で役割の棲み分けできてよかった。
最終的に信頼できる人たちだなと思った。みんな正直で嘘つかない人間だなと思った。
今後、喧嘩などしてもなんだかんだうまくいくと思う。
カイくん
このチームメンバーは情報をまとめない。共有なし。
最初はどうなるかと思った。
正直、この中で自分が一番安定しているんだろうなと思っていた(笑)
スキームや方法を事前に確認、共有していく。
そうじゃないとズレが生じる。それを共有することが大切だと思う。
自分が進んでやってやることが自分の得意なことだったりするので、それを意識しながら、役割分担をしっかりやっていきたいと思う。
とにかく結果オーライになってよかった。
久しぶりに参加者メンバーの本音を聞けてよかったです。
このワークを通して、自分が心の中で思っている本音や相手に対する要求をいかに正直に共有して、本音で語り合うことの重要さを学ばせていただきました。
このワークを担当してくれた、福田君本当にありがとう!!
明日のピッチに向けて今夜も頑張ろう!!
13:00-15:00 YJ America CEO 坂本さん、知久さんとランチ&Q&A@500 Start-up
↑YJ Americaについて語る坂本さん
坂本さんはYJ Americaについて丁寧に説明してくださりました。
YJ AmericaはYahoo Japanからの100%出資で設立されたグループ会社で、主にシリコンバレーでビジネスを展開しています。詳しい会社説明はこちら
シリコンバレーでは投資ではなく、主に現地VCや事業会社との事業提携が主な役割であり、具体的には日本の市場で伸びそうなスタートアップを発掘し、日本のヤフーと一緒に育てていくということをしています。
例えば、昨年YJ Americaは「Life360」という家族向けコミュニケーションツールを運営している会社と提携を結びました。
この企業を日本に連れてくることで、これまでYahoo Japanの課題とされていた、
コミュニケーションツール領域、位置情報の領域を補填します。
「Life360」の日本へのビジネス展開をサポートすることに加え、Yahoo Japanの弱いところも補填できるというまさにWin-Winの提携を結んでいます。
シリコンバレーの魅力とは?
VCの約半分の投資がシリコンバレーに集中しており、多くの新しいサービスが始まりやすい環境が整っています。未だにシリコンバレーが成長しているというのも聞きますし、ヤフージャパンとしてもきちんと拠点を持って新しいサービスや企業の発掘に力を入れるべきだと考えています。
アメリカのスタートアップでも日本の市場で伸びるサービスがたくさんあります。日本の市場規模は大きい。
日本のスタートアップがシリコンバレーにあまり進出しない理由は?
1、日本のマーケットが大きく、日本で成功すればいいと思っているスタートアップが意外と多いから。
2、Will (意志)やパッションがないから。
自信がない=変に周りを気にしすぎている。アメリカには7割以上がアメリカ人ではないので、日本人だからといって決してマイナーとは言えない。英語力やその他の能力に関しては常にポジティブに自信を持てればいい。
※ちなみに文化的な差もあるのか、フランスやドイツの企業もアメリカに進出している会社は少ないそうです。
どのようにしたら日本での人材の流動性が高まるか?
アメリカの企業文化では、社員をすぐクビにできるため、解雇されても、他の会社において自分で生き残れる力をつけようと努力している。
日本の終身雇用制度がやはりネックですね。
日本でイケてる外資企業の会社は?
日本で誰もが知っているような会社はアメリカから見たら、実は叩かれているところも多いそうです。
↑交互にわかりやすい説明をしてくださりました
YJ America投資先の500 Startupの特徴
⑴多国籍であること
⑵無償で教えあい、高めあってスタートアップカルチャーを作っていこうとする傾向があること
だそうです。オフィスの壁に貼ってある投資先会社の社員プロフィール写真を拝見した際もどれだけ多種多様な人材が世界各国から集まってきているかがわかりました。
アメリカでビジネスをしていく際のコツは?
デロイトを経てYJ Americaで坂本さんとビジネスをしている知久さんはご自身のご経験上から、
⑴コミュニケーション能力(英語が下手でも動じない強い心)
⑵プロジェクトマネジメントの能力(要件定義や指示など)
⑶意志(will)、パッション(本当に実現したいのか?)
が大切だと言います。
コミュニケーションに関して、ただ英語がネイティヴであるだけでは失敗する可能性も多い。
それ以外にも、
アメリカにおいて自分のビジネス案を実現する戦略として、500 startup、Y-conなどのVC訪問するだけでなく、インド人を経営チームに入れておくと効果があったりするそうです。
これは、Startup、VC、Corporate Exectiveのインド人の割合、ネットワークが多く意外なところで繋がる可能性があるから。
↑最後は記念撮影
坂本さん、知久さん、この度はお時間頂戴し、貴重なお話をしていただいた他、500オフィスにもお招きいただき、本当にありがとうございました。
↑500 startupを支えるパートナーの企業
〜参加者からの感想〜
・岡庭さん
ちくさんに会えてよかった。
PMのスキルが大切、かつ熱意が大切という話が印象的でした。
そのあとも親身に話してもらえてよかった。
・堀君
自分はやっぱり技術者だと思った。
投資に関する知識等がなかったから、話を聞いていて面白かった。
VCだったり、社外取締役がアドバイザーになることの意味を理解した。
これまで作っているのが好きだったけど、作るだけでなく、技術的なアドバイザーにもなりたいと思い始めてきた。
・クリス君
坂本さんと出会えてよかった。本当にかっこいいと思える人に会えたと思う。
自分の聞きたかったことに、すごくわかりやすく対応してもらえた。
今後も是非とも繋がっていたい。
・かいくん
シリコンバレーでいろんなVCを見ている坂本さんの口から、シリコンバレーが成功しているという視点をもっていることが聞けてよかった。
日々学んだこと、言われたことをもう一度再認識します。
18:00- 18:30 ピッチビデオ鑑賞
23:00- 24:00 ピッチリハーサル (両グループ)
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以上で4日目が終了。
今日がひとまず折り返し時点。プログラム前半はSFエリアを中心に回ってきました。
明日からはついにシリコンバレーエリアにおいてプログラム後半戦が始まります。
いきなり明日にはチャットワークにて山本社長に対するピッチの最終プレゼンもあります。